
不動産投資が未だに続く北京で、日本の建築専門家の方とお話しする機会がありました。
皆さんご存知だと思いますが、中国のほとんどの建物は耐震構造ではありません。
僕達が住んでいる北京は、
唐山地震のあった河北省にあります。
専門家に言わせると地震というのは30年周期とか。。。
先日、
唐山地震の30周年記念セレモニーが行われただけに少し気になるところです。
さて、そんな心配のある地域にも関わらず、耐震構造のビルが一つも建っていない北京ですが、この耐震構造に付いて専門家の方と意見交換をしてみました。
専門家の方によると、日本も以前は今のように耐震構造が一般的ではなく、霞ヶ関ビルからスタートしたそうです。
その霞ヶ関ビルにしても建設前の最初のステップが、【倒れないビルを作るか?】【倒れるビルを作るか?】だったそうです。
当時の技術者のプライドとして、何が何でも倒すことは許されなかった霞ヶ関ビル、建築費用が倍にもなる耐震構造を採用することになりました。
ここで費用対効果の問題です。
地震国の日本で、倍のコストを掛けて倒れないビルを作ることが、果たしてどれだけの意味があるのか?
専門家の方の話だと、【周りが倒れても自分達のビルは倒れない】という点に技術者としてのプライドを持たれているようですが、中国の建築家の方達は【周りが倒れているんだから自分達のも倒れて当然】という考え方のようです。
みんながしてないから耐震構造を導入しない、、この一言に尽きるんだろうと思います。
確かに一度大きな衝撃を受けた建物は、それまでの強度を維持しているとはいえません。
目に見えない部分に亀裂が走り、思いもよらない後遺症を残す可能性もあると思います。
僕が考える理想的な建物とは、地震が起きても倒れないが、故意に倒すときは安易に取り壊しが可能、というものだと思います。
自分達が建てた建物で地震で崩れ人が死ぬ、これは避けたい。
でも、その後問題を抱えているであろう強度が怪しい建物は建て直したい。
こういう部分を全てクリアする建物となると、2倍どころの建築費じゃ済まないのかもしれません。
中国でそういった建物が建設される日は、永遠に来ないと思うので、僕は不動産には投資しません。
日本の公団住宅よりも耐用年数が低そうな中国のマンション、虎の子をはたくには惜し過ぎます。
地上39階にも関わらず窓が全開に開くのは【Sugar Heel】だけです。
酔って転落しないよう、お気を付けください。