
工場の食事は相変わらず白米がでてきません。
やっぱり白米がないと食事をした気になりません。
出てくるのはいつもインコの餌のような丸い系の穀物類ばかりです。
食べても食べても空腹感を癒すことができなく、まるで減量中のボクサーのようです。
水を飲もうとしても、水道の水は飲めません。
一度沸騰させてからしか飲料水として使えないので、飲みたいときにガブガブ飲むという事が出来ないのには参りました。
ジュースあるよーと出されたオレンジジュースは、子供の頃に飲んだプラッシーとは比較できない不味さです。
お米屋さんが持ってきてくれたプラッシー、お金持ちの家はキリンレモンだったようですが、僕はプラッシーが好きでした。
そのプラッシーとは比べられない不味さのオレンジジュース、色はオレンジジュースなのですが、思いっきり人工的な味がします。
妙な甘さ、これはサッカリンの甘さでしょう。
原料的にも相当にヤバイモノが多く入っているようで、スプーンにすくってライターであぶったら、蒸発したあとにオレンジ色の着色料が残りました。
こんなの飲んでたら顔がオレンジ色になっちゃいますよ。

ヤバ過ぎる食生活環境のもと、主食と飲料水の確保が最重要課題となりました。
現地の中国人は普通に飲み食いしていますが、日本からやってきた僕には耐えられません。
日持ちする主食として、トウモロコシで作ったイガイガパンを選びました。
食感は悪くても日持ちはしますし、何より見た目が良いです。
ホットケーキだと自分に言い聞かせれば、なんとか耐えていけそうです。
次に水、これはポットを何本も用意してもらい、冷めた順に飲んでいく事にしました。
冷蔵庫がないので冷たい水を飲むという願いは叶いませんでしたが、飲めないよりはいいでしょう。
イガイガパンと冷ました水、これがメインの食材となりました。
さて、北京入りして3日目になっても日本から連絡がありません。
この工場には直通電話がなく、全て取次ぎ制になっていました。
日本へ国際電話をかけることはできず、国際電話は日本から掛かってくるのを待つよりありませんでした。
初めて北京に行ったというのに、無事かどうかの電話連絡もしてこない会社というのはどうかと思います。
さすが年収シーマを貰えるだけある過酷な環境です。
誰も電話してきてくれないよーなんて甘えたことは言ってられません。
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