中国の特殊サウナというのは、日本でいうソープランドに相当する。
酒を飲んで接客する事はなく、一日に5〜6人の客を取るのが普通である。
その店の手取りは一人当たり300元、ウチの店で働くよりも単純に手取りは増える。
男には一日に2〜3人と説明して、差し引いた人数分を女の口座へ入金してやる事にした。
三ヶ月が経ち、女は日の当たる場所に出た。
体の痣はすっかり消え、精神的にも安定していた。
女は男に会う事を望んだ、自分が地下に篭っている間、どんな生活をしていたんだろうと心配していた。
これは女にも内緒にしていた事だったのだが、実は男をウチの店で住み込みで働かせていた。
最初の2〜3日間は女が稼いだ金の一部分を渡すようにしていたが、考えてみれば酷い話しである。
女が軟禁状態で働いているのに男はブラブラしている。
そんな状態が鼻に付き、男をウチの店で軟禁する事にした。
まぁ軟禁といっても従業員としての立場ではあるが、外出は一切禁止の上で一番強いヤツと住まわせた。
他の女に手を出すような素振りを見せようものなら、他の従業員が寄って集って殴りつけた。
三ヶ月、お利口さんにさせていた訳である。
男の口座へ渡る筈だったカネは、店で預かりとしていた。
女が体を張って三ヶ月に稼いだカネ総額10万元、これだけあれば、田舎に店が一軒持てる。
帰省する日、駅で会った彼等には一年半前の仲睦まじさが戻っていた。
田舎から希望を持って北京に出てきて一年半、やり方は強引であったが、彼等の夢は叶い故郷にレストランを開店した。
そんな彼等からは、今でも月餅が送られてくる。
コメント (4)
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しばらくコメントできませんでしたが、
やっぱりちょっと哀しい結末でしたね。
幸せになれればそれでいいとは思います。
思いますが、でも。。。
今回も十分読み応えありました。
次作も楽しみにしています!
投稿者: す〜ぐ〜 | 2004年11月27日 14:12
日時: 2004年11月27日 14:12
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2週間続けてお送りした中国小姐ストーリー、お楽しみ頂けましたでしょうか?
次回作は書き上がっているのですが、長くなり過ぎてしまっているので編集している最中です。
やはりベストは前後編の2回ぐらいですかね。
短編として書き直しているのでもう少々お待ち下さい。
投稿者: 店主 | 2004年11月27日 19:06
日時: 2004年11月27日 19:06
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むっちゃ涙ぐみました。いい話やぁ〜
投稿者: 風の旅団@米国へ | 2004年11月29日 06:32
日時: 2004年11月29日 06:32
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でも、こういう話を書くと黒い人って思われちゃうんですよね。
相変わらずイメージは悪いようです(笑)
投稿者: 店主 | 2004年11月29日 08:03
日時: 2004年11月29日 08:03