今年の夏ぐらいの事でした。
知り合いに頼まれてホストクラブに接待教育に行って参りました。
なんでも最近日本人のお客さんが増えてきているそうなのですが、どうにもリピーターになって頂けないとの事です。
これはやはり接待方法が日本人向けに必要なのではないかと老板は考えたようで、日本のホストクラブに付いてあれこれ聞いてきます。
確かに北京に何箇所か有るホストクラブは、日本人客も居て結構繁盛しているようです。
日本のホストクラブと中国のホストクラブの大きな違いは、日本は会話重視ですが、中国は見た目が最重要視される事です。
とくとくと日本人客に対しては「会話を楽しむ」事を教え、日本人の楽しみ方を教えました。
また、こっちのホストクラブはとにかく連れ出しが多く、ホストの男もその収入で生活費を賄っているようです。
日本では、連れ出しなんてそんなに頻繁にはないと思うのですが、お客のメインである小姐はとにかくしょっちゅう連れ出してます。
相場では1000〜1500元/一晩だそうです。
一通りの接客を教えていると、日本人のお客さんのご来店です。
35歳はいってるでしょうか?3人組でどの方もひと目で日本人と判ります。
ここのホストクラブでは、入り口のドアを入ってすぐに並んで立っているホストを指名します。
その間、僕は少し離れて様子を見ていました。
見慣れない光景をニヤニヤしながら見ていると、なんと一人のお客さんがこっちまで近寄ってきます。
おいおい。。。と思っているうちに、なんと指名されてしまいました。
横にいた老板は爆笑寸前です。。。下を向いて裏に消えてしまいました。
決してモテルタイプではないのですが、レジメンタルのネクタイと先の四角くない靴が好印象だったようです。
仕方ないので、接客教育の実践も兼ねてお付き合いする事にしました。
問題は僕のプロフィールをどう説明するかです。
短い会話でも確実に僕より中国語が堪能なのは判ります。
普通の中国人で〜す。。。では、すぐにバレるでしょう。。。
短時間にグルグルと頭を回転させ「香港出身の朝鮮族」という事にしました。
なんとも、あやしいプロフです。。。そんな人って北京には、まず居ないと思いますが。。。
相変わらずの無茶苦茶な中国語で、とりあえず会話を弾ませます。
とりあえず「香港出身の朝鮮族」というプロフは信じてもらえているようです。
まったく怪しまれません。。。
面白かったのが、お客さん達を35歳以上と思っていた僕に対して、ホスト君達は彼女達の自己申告をマジに信じています。
自己申告は28歳。。。。
どこから見ても30歳以上なのですが、ホスト君達は28歳を信じてます。。。
やはり日本人は肌の質が良いので、どうやら実年齢よりも若く見られるようです。
それにしても10歳はサバ読み過ぎです。
茶色に染めた髪に白髪の混じってる28歳なんて、日本じゃ居ません。。。
しばらく飲んでいるとお客さんも酔ってきたようで、かな〜〜りリラックスしてきてます。
正面の女性なんか黒いレースのパンツが丸見えです。
横のホスト君は股間をナデナデされてます。。。
こんな28歳は、いね〜〜よ〜〜なんて思っていると、僕もナデナデされてしまいました。
小姐にナデナデされるのと違い、なんとも色っぽい艶かしい上目使いの目をしてナデナデしてきます。
おぉおぉ〜〜熟女〜〜〜なんて久々にピクッときましたが、自称28歳のウソツキです。。。
誰のが一番大きいの?〜〜なんて質問をされ、まったく男性向けのカラオケとおんなじノリです。。。
横のホスト君は既にテイクアウトの最終打ち合わせに突入しています。
なんかこのまんまの状態だと、本当に連れ出しされかねないので、トイレを口実に席を立ちました。
しか〜〜し、、、僕がお相手している自称28歳の方も後ろから付いて来ます。。連れションでしょうか?
奥のトイレまで行く廊下で後ろから羽交い絞めにされてしまいました。。。かなり強引な方です。。。
胸をモミモミされたと思ったら、いきなり前に回り目をつぶって口唇を尖らせています。。。
キスして欲しいんでしょうか???。。。それにしても口が臭いです。
かな〜り抵抗があったので、ほっぺにキスして誤魔化しました。。。
トイレから出てくると外で待っているかと思ったら、どっかに行っちゃいました。
怒っちゃったのでしょうか?。。。
まずいな〜と思いながら席に戻ると、こっちに微笑みかけながら横に座るように催促してきます。
どうやら怒ってはいないようです。。。よかった、よかった。。。
安心して気が抜けたのか、ここで事件が起きました。。。。
横に座るときに「よいしょっ」って言ってしまったのです。
「よいしょっ」の意味の判る日本人女性達は、一瞬にして固まりました。。。
どうやってこの場を取り繕うか。。。「香港出身の朝鮮族」は必死に考えました。。。
しか〜し、、いくら考えても良い言い訳は浮かんできません。
仕方ないので、思いっきり無理がありますが「朝鮮族の習慣」で押し通しました。
僕は聞いた事はありませんが、朝鮮族も座るときに「よいしょっ」って言いますよ、と説明すると、思いっきり疑っているようでしたが、それ以上の突っ込みはありませんでした。
なんにしても、こんな所に日本人が居るはずがないという気持ちの方が強かったのだと思います。
多少疑惑の気持ちがあったようで、僕はもちろん、他のホスト君達のお持ち帰りも立ち消えになってしまい
ました。
と、まぁこんな感じで中国ホストクラブの接待教育は終わったのですが、あんまり役に立たなかったようです。
一日だけのホスト体験でしたが、僕は中国のホストクラブで働く事は無理だと思いました。
毎日お持ち帰りでは、とても体が持ちません。。。
それに、やっぱり好みのタイプでないとその気になりません。。。
買われるより買う方がいいなと思った一日でした。。。